早稲田大学 知覚情報システム・メディアインテリジェンス研究室

小坂 直敏

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GCS研究機構 知覚情報システム研究所 招聘研究員

1978年早稲田大学大学院にて電気工学専攻修士課程修了。以来2003年までNTT研究所にて通話品質の研究、音声対話の研究に従事。1990年以降、電子音楽あるいはマルチメディア創作のための新たな音エフェクト合成研究に従事。2023年まで東京電機大学に移籍して後も、音楽研究を継続し、現在は自動作曲の研究にも幅を広げている。また、これらの成果を反映した、電子音楽や、器楽曲などを創作、発表している。鼻歌からオーケストラの交響曲への自動作曲を目標として、音楽研究と同時にオーケストラ作曲を行っている。東京電機大学名誉教授。

 

略歴

  • 1976.3 早稲田大学理工学部 電気工学科 卒業
  • 1978.3 早稲田大学大学院 理工学研究科 電気工学専攻修士課程修了
  • 1978.4-2003.3 日本電信電話公社(‘84以降NTT)研究所勤務
    • 退職時 コミュニケーション科学基礎研究所 主幹研究員・メディア表現研究グループリーダ
    • 1994.2 早稲田大学 博士(工学)
    • 1999.9-2002.3 ATR客員研究員 兼任
  • 2003.4-2023.3 東京電機大学 教授 (工学部 情報メディア学科、改編により未来科学部)
  • 2023.4- 東京電機大学 名誉教授・未来科学部研究員、早稲田大学 知覚情報システム研究所 招聘研究員

国内学会

情報処理学会音楽情報科学研究会主査、編集委員、電子情報通信学会、日本音響学会査読委員などを歴任。先端芸術音楽創作学会(JSSA)創設。会長を9年勤める。

国際学会

国際会議 (ICMC, ISMIR, DAFx)のプログラム委員、査読委員を担当。

イベント企画

  • 情報処理学会 音楽情報科学研究会 コンピュータ音楽コンサート企画 (1993.2,1997,2,
  • NTT コンピュータ音楽シンポジウム (1997.11, 1998.2)
  • NTT CS研究所 オーケストラコンサート(1999.3)
  • オーディオCD制作 Victor Entertainment (2000.3)
  • NTT、関西学術文化研究推進機構、関西経済連合会 共催 「メディアコンサート in けいはんな」(2001.10, 2002.8, 2003.8, 2004.8 )
  • 情報処理学会音楽情報科学研究会主催 「シグムスコンピュータ音楽シンポジウム2004」
  • 東京電機大学 未来科学部主催 「Media Project Vol. 1-Vol.16」 (2006.11- 2022.12 計16回)

主要論文

  1. 小坂直敏,筧 一彦,「基本的支配要因を対象とした通話品質客観評価モデル」, 信学会論文誌 J-68-A 1, 昭60. 1 (* scripta社英訳 Naotoshi Osaka, Kazuhiko Kakehi, “Objective Evaluation Model of Telephone Transmission Performance for Fundamental Transmission Factors,” Part 1, Vol.69, No. 2, ’86. 2.)
  2. 小坂直敏,筧 一彦, 「通話品質のオピニオン評価に影響を与える心理的要因の検討」 信学会論文誌 J-69-A 5, 昭61. 5.
  3. 小坂直敏,筧 一彦, 構内電話使用時の音量に関する検討」信学会論文誌 J-73-A 5 ,平2. 5.
  4. Naotoshi Osaka, Kazuhiko Kakehi, Satoru Iai and Nobuhiko Kitawaki, “Objective Model for Evaluating Talker Echo and Sidetone in Telephone Transmission System,” IEEE Trans Communication, Vol. 40, No.11, Nov. 1992.
  5. Naotoshi Osaka, “Conversational Turn-taking Model Using Petri Net,” ICSLP’90, 1990. 11.
  6. T. Hikichi and N. Osaka, “Sound timbre interpolation based on physical modeling,” Acoustical Science and Technology Vol.22, No.2, 101-111 (2001). (formerly J. Acoust. Soc. Jpn. (E)).
  7. 小坂直敏,榊原健一,引地孝文,「Windows上の音合成システム「おっきんしゃい」の構築」,通信学会誌 D-II Vol. J84-D-II No.6 pp. 946-954, 2001. 6.
  8. Naotoshi Osaka, Ken-ichi Sakakibara, and Takafumi Hikichi, “A sound synthesis system ‘Otkinshi’ on Windows,” Electronics and Communications in Japan, Part 2, Vol. 87, No. 11, 2004. (上記英訳).
  9. Takafumi Hikichi, Naotoshi Osaka, and Fumitada Itakura, “Time-domain simulation of sound production of the sho,” The Journal of the Acoustical Society of America, Vol. 113, No. 2, pp. 1092-1101, February 2003.
  10. Takafumi Hikichi, Naotoshi Osaka, and Fumitada Itakura, “Sho-So-In: Control of a physical model of the sho by means of automatic feature extraction from real sounds,” Journal of New Music Research, Vol. 33, No.4, pp.355-365, 2004.
  11. Hiroki Nishino, Naotoshi Osaka, and Ryohei Nakatsu, “The Microsound Synthesis Framework in the LC Computer Music Programming Language,” Computer Music Journal, Vol. 39 No.4, pp49-79, Winter 2015.
  12. Naotoshi Osaka, “Electroacoustic Music linked with Information Processing research in Japan,” Computer Music Review, will be published in 2017.
  13. Naotoshi Osaka, “ElectroAcoustic Music Linked with Information Processing Research in Japan,” Taylor & Francis Group, Contemporary Music Review, Vol. 37, Numbers 1-2, pp67-85, February-April 2018.

主要楽曲

  1. Naotoshi Osaka/ Wavelet (Visual Music), Video: Yukifumi Aoki, Premiered in March, 2007,
  2. 小坂直敏 シリーズ今若冲蝶の図より「ベニシジミ」フルート、バイオリン、ピアノのための、Flute: 多久潤一朗 Violin: 中澤沙央里、Piano: 秦はるひ、小坂直敏 個展より2013.11.13 初演、於 すみだトリフォニー小ホール
  3. 小坂直敏/ 鏡石―フルートとコンピュータのための Fl: 多久潤一朗、小坂直敏 個展より 2013.11.13 於 すみだトリフォニー小ホール
  4. 小坂直敏:《ハイブリッド・コラージュ ― ピアノと電子音響のための》、大井浩明(ピアノ)小坂直敏(エレクトロニクス)2015
  5. 小坂直敏:ピアノ協奏曲第2番 演奏:東京交響楽団 指揮:角田鋼亮 ピアノ 小坂紘未、オーケストラ・プロジェクト 2020 (延期公演) 2021年6月2日 於東京オペラシティ コンサートホール(初演)
  6. 小坂直敏:ピアノ協奏曲第3番 演奏:愛知室内オーケストラ 指揮:山下一史 ピアノ 小坂紘未 2022年11月2日 サントリーホール(初演)

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